タヒボには抗ガン作用があると言われていますが、それはどのようなものでしょうか?
1956年から1963年にかけて、イタリアにあるローマ衛生研究所において行われた実験では、タヒボ(紫イペー)の樹皮や幹に含まれるラパコール(lapachol)という黄色い色素に抗菌作用があることが明らかにされています。1968年、ミラノのカルロ・エルバ研究実験所で行われた動物実験では、ラパコールに抗ガン作用があることが確認されています。
その際、タヒボの持つ抗ガン特性はラパコールに帰すると考えられ、ラパコールの抗ガン作用について研究が進められて着ましたが、1974年、アメリカの国立癌センター(NCI)において行われたPHASE I 臨床実験の結果、副作用なくしてラパコールによる治療効果を上げることができなかったことが発表されたことと、当初期待したほどの強い抗ガン効果が認められなかったこともあり、タヒボの研究は次第に収束していきました。
しかし、1988年、南米薬用植物学者ウォルター・ラダメス・アコーシ(Walter Radames Accorsi,1912〜;サンパウロ大学農学部名誉教授)によって、紫イペー(タヒボ)のアベラネダエ種の内部樹皮と、キノン(quinone;天然色素成分)の有効性が報告され、1989年、京都大学の研究グループにより、有効成分の分画・単離が行われました。そして1992年、アベラネダエ種に含まれるキノンの一種、ナフトキノン(naphthoquinone)系の物質にガンを抑制する作用が判明し、その抗ガン活性はラパコールのなんと1,000倍以上もあったことが報告たのです。
2007年06月05日
タヒボの抗癌効果
ニックネーム タヒボン at 00:33| Comment(0)
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